画家 石田徹也
昨日ふと新・日曜美術館を見ました。31歳の若さで踏切事故でなくなった石田徹也。私にはきつすぎる絵でした。どこか狂っていると感じながらも、当たり前のように毎日が過ぎていく矛盾をとてもリアルに描かれています。絵って本当に逃げ場のないものを突きつけますよね。私は小さいころから音楽をやっているので、感情表現は音で表現することを考えてきましたが絵を見てこれほど不安な気持ちになったのは初めてです。
どの絵にも見られる、うつろで不安な目の人物たち。
石田徹也は絵を描くために自分を極地に追い込んで生活していたそうです。狂った社会を背負って、絵を書かねばならない使命感みたいなものを自分に感じていたのでしょうか。
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