ひざのり
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今日の午後の4時過ぎに、買い物に外へ出ました。
歩いていると『ニャ~ニャ~』と、仔猫が鳴き叫んでいる声がしました。
何度も何度もず~っと鳴いています。誰が聞いても、母親を探すような必死な声。 しかも、場所は離れているけど二匹居る!お互いが呼び合うように鳴いています。
声がするほうへ行っても姿が見えない。 とりあえず、用事を済ませて戻ってきても、まだ母猫が迎えに来てなければかわいそうだな・・っと思っていました。
用事を済ませて足早に帰ってきましたが、もう暗くなり始めていていました。いるであろう場所はわかっているのに、暗くて狭くて覗いてもどんな状態でいるのか見えません。でも、必死に鳴いています。この切羽詰った声・・怪我をしているのかもしれないし・・。と、思いながらも、大通りに面しているので下手にあおって車の走っている道路にでられたら大変。もう少し車が減ってくる時間帯にもう一度見にこようと思って、一度帰宅。
家にいても聞こえるくらいの力強く鳴き叫ぶ声。。。その声の大きさは戸を閉めてテレビをつけていても聞こえるくらい大きなものでした。近所の人もみんな感じていたはずです。なにか異常な事態に陥った仔猫が鳴いている。ベリィにご飯をあげながらもいてもたってもいられなくて、保護した後の事ももちろん考えなければいけないと思いながらも、どうやってもなんとかしてあげなければいけないと思い立って行ってみました。
声のする方を携帯で照らすと『いた!ちっけーー!』1ヶ月半ぐらいの仔猫! 追いやっても追いやっても逃げる・・・ヨタヨタっとよちよち歩きではあるけど。これは一人では無理だ^^;しかも、追いやったところから勢いあまってビルの鉄柵の中に走って行ってしまった・・しまった(T△T)見失ったよ~~
一度家に帰ってまた声が聞こえたら行こうと思って戻ると、ちょうど同じマンションに住んでいる女性と鉢合わせました。近くにいたもう一匹が鳴き始めて『猫ですかね~』っと話しかけてくれたので『さっきからさがてるんですよ』っと夕方からないているということを説明しました。すると、マンション裏の自転車置き場にいるのを誰かが見つけた様子!
その女性と一緒に、自転車置き場へいくと、 お父さんと娘さんがおびえる白黒の小さな仔猫を見ながら話しかけていました。さっきの子と同じ大きさだ!やっぱり兄弟! 女の子も同じように4時ぐらいからの鳴き声が気になってしょうがなかったそうです。お父さんは白黒の目をみて病気そうだと言っていましたが、私はもっとひどい状態のアロエ(昔保護した猫)の目を覚えていたので、これは絶対良くなるたいしたことない!と皆さんを説得。明日は雨だし小雨も降り始めている。今日は長時間鳴き続けて体力も消耗しているし、病気でもなんでも早いうちに保護しなければ死んでしまいそうだと思って、3人に見てもらっている間に、ダンボールと毛布をとりにいってとにかく保護することに。 ブロックに挟まってうずくまっていたので、女の子がすぐに捕獲してくれました。 もう一匹いるはずというのを3人に説明して、少し離れたところにいるので、この子を連れて一緒に協力してもらえないかと頼みました。きっと呼び合っていたので声が近くまで来たらその子も出てきてくれると思いました。その子は私が追いやったせいで会社の鉄柵の中^^;私一人だったら絶対ここであきらめていましたが、柵を越えて中に!皆さん行動派でした。(会社の警備の方もきっと鳴き声をずっときいていらっしゃったからか黙認してくれました) 案の定、ダンボールの中から声を出したとたん、もう一匹が近寄ってきたので、隙間に追いやって捕獲成功!
よかった!捕獲できた!
その上ですね、同じマンションの女性が2匹ともひきとってくれることになりました!
こんなことってあるんだ~。2匹を捕獲した瞬間、彼女は私たちにありがとうございましたととても感謝してくれました。もうすでに彼女の子たちになっていましたよ^^
女性は大阪から半年前に上京してきたばかりで、猫と暮らしたいと思っていたそうです。 猫と暮らすのは初めてだそうで、即効うちに帰って猫砂(約5年前のベリィが使わなくなったもの!残しておいて良かった~)とトイレシートと仔猫用のご飯(頂いたものがありました!)など、一式全部もって行きました。一緒に捕獲してくれたご家族(途中からお母さんも賛同!←猫を飼っていらっしゃるそうです)には近くの病院を紹介して頂きました。皆さん安堵の表情で解散!
顔は目ヤニや鼻くそこそあるものの、毛並みもよくてお尻もきれいでお腹を空かせている様子もない。 あれだけ力いっぱい4,5時間なきっぱなしだったし非常に健康そう。彼女の部屋のチェストの下の隅でうずくまっている様子をじっくり観察したところ・・・車できて街路樹の草むらに2匹を捨てていったのではないだろうかと推測。考えたくないけど、今日捨てられたとしか思えません。ここまで泣叫ぶのはいきなりのことだったからでしょう。
しばらくSさんと改めて自己紹介しながら猫との生活がどんな感じか話していると、自転車置き場で保護した白黒がトコトコトコとひざに登ってきてジーーーっと顔をみてきました。涙でグチョグチョの目で食い入るように。瞬膜もまだはっていてうっすら開いている目。
その後、彼女の方にも。ひざの上においていた毛布に顔をうずめておっぱいを捜し始めました。
かわいそうだけど、少しこの状況を理解したように思えました。今日からここがあなたたちのお家なんだよ。
もう一匹はとても臆病で慎重。白黒の大胆な行動を呆然と隅から眺めていましたが、何度も離れたり近づいたりしながら距離も縮まってきました。最初は臆病なほうをかばうようにくっついていた白黒は安全なのを自分で確かめるように私たちに近づいてきて大丈夫そうだということを、臆病な子に説明しているようでした。白黒はあっという間に顔をうずくめてゴロゴロいいながら寝てしました。その間に目ヤニをとっても気持ちよさそうに眠ったままです^^
↑それにしても立派な鼻くそ(模様かと思いましたがカピカピの鼻くそ!)子豚ちゃんみたいになってるけど、アロエもそうだったな~っと思い出しました。すぐにお風呂で洗わなければいけないくらい汚かったですが^^
脇に顔をうずめてかわい~~!!
名前もほぼ決定(まだ性別もわからないけど)シェールとべべ。フランスっぽいのは彼女がパティスリーの勉強で留学していたからです^^なにからなにまで出来すぎだ!
兄弟(姉妹)だから、きっとはやくなじめそうだね。
なんとなく慣れてきたところで、私は家に帰りました^^
かわいかった~~やばかった~~も~~彼女が帰ってくる前に保護してたらやばかったです。やっぱこれも運命だよね~。このこたちは彼女を選んで、彼女もこのこたちを選んだんですね。私とベリィのように、きっとすばらしい関係を築けるに違いありません。あっという間の出来事でしたがうれしくて涙がでます。ほんとによかった。
明日はお休みだそうなので、病院に連れて行ってくれるそうです。これからどんどんかわいくなるよ~~!
あまり感情的なことは書きませんが、この子達の母猫もきっと同じように探しているのではないかと思います。ほとんどの猫は幼いうちに親猫と別れますけど、親子を引き離して乳飲み子の後先を考えずに捨てた人間がいるのなら本当に胸が詰まる思いです。
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