江戸園芸〜妖怪巡り
今日は江戸風情を求めてぶらぶら散歩してきました。
まずは柳家花緑さんのガイドで粋に楽しめる江戸東京博物館で開催中の
「花開く 江戸の園芸」へ。
あらゆる身分の人々が愛した江戸の園芸。西洋文化が入る前の日本の美意識、植物を衣服に取り入れたりと、江戸の人々が楽しむ様子に心を打たれます。
この時代は葉や茎の美しさが人気だったようで、形や斑の入り方などにも日本独特の美意識で改良し美しさ珍しさを競った様子が残っていました。すごく渋いけど日本らしい!
古典園芸植物である万年青(オモト)の絵も沢山あって、そういえば祖母の家にもこの地味な植物あった!と思い出しました。同じく古典園芸植物の縁起物の福寿草の絵も沢山ありました。毎年お正月に出回るのは知っていましたがこんなに人気がある植物だったなんて!確かにかわいいけどちょっと高いんですよね確か。来年買ってみようかな〜^^
大切な茶碗を惜しげもなく植物の為に底穴を開けて園芸鉢にする江戸の人たち。私も同じように気に入った湯のみに穴をあけて山野草を植え込んだ事があります。今は電動ドリルで上手にあけれますが、昔は大変だったでしょうし下手したら割れてしまう事も多かったのではないでしょうか^^;当時の熱意を感じられてほのぼのした気分になってしまいました。
昔の季節感覚は今とは微妙にずれがあるかもしれませんが、絵に書かれた植物だけでなく女性の着物や帯の柄や小物からも季節が読み取れるのは日本ならではと感心してしまいます。園芸にちなんだ江戸の浮世絵や屏風がたっぷり見れてとても楽しかったですよー!!
そのあと、三井記念美術館へ「大妖怪典ー鬼と妖怪そしてゲゲゲー」へ。
能面や絵巻、浮世絵に版本など、妖怪フィギュアまであったりと面白い展示になっていました。歌川国芳の弟子の月岡芳年の新形三十六怪撰など、芳行の構図、描写、カラフルな色使いがとてもすばらしく見入ってしまいます。園芸の方にも芳行の浮世絵がありましたが、どれもとてもよかった!
今昔物語の玄象と名付けられた琵琶が鬼に取られる話や、ものを大切にしないと妖怪化してしまう面白い絵巻がずらっと並んでいました。
最後の展示室には水木しげるの原画が。これにはあまりの細かい描写とよく知ってる妖怪達にただただ感動させられてしまいます。水木先生の地獄絵図をおそるおそる見ていた記憶がよみがえりました。妖怪の絵もなんだか説得力があってこれぞ!という気さえしました。
最後の展示室には水木しげるの原画が。これにはあまりの細かい描写とよく知ってる妖怪達にただただ感動させられてしまいます。水木先生の地獄絵図をおそるおそる見ていた記憶がよみがえりました。妖怪の絵もなんだか説得力があってこれぞ!という気さえしました。
楽しい一日でした〜♪
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