日々、忙しくしていますが、ベランダに出るとほっとします。
昨日は栓が抜けた状態で湯張りをしてしまったり、撮っておいた写真データをごっそり消してしまったり、がっくりと気持ちが落ちました。
そこでようやく、疲れてるんだな〜っと気付いて、連休中の休み溜めもあまり効果がありませんでしたね。
今日の朝、一番綺麗な薔薇を一輪摘んで部屋に飾りました。
あまりに綺麗な横顔。まるでルドゥーテの博物図に出てきそうだななんて思いながら。それもそうですよね、この薔薇たちを書き続けていた人なんですから。
世界中の薔薇を収集してジョセフィーヌがマルメゾン城で育てた薔薇たち。栽培された薔薇は250種類以上もあるそう、ルドゥーテの薔薇図譜は169種ですからそれもすごい数ですよね。でもそれぞれが異なる色、形でしょうから、書きたくなる気持ち、育てたくなる気持ち、両方わかるな〜。
薔薇を育ててて面白いのは、それぞれ咲いてから散るまでの時間の流れと様子が全然違うところにあります。蕾の時間が長いものや、咲いてからも周りの花びらが枯れかけているのに中心は生き生きと咲き進むもの、咲きながら花びらが鋭利な形に変形するもの、香りも咲き始めと比べるとだんだん変わって行きますし、まったく香りの無い薔薇もあります。写真の薔薇はコロコロだった蕾が咲き進むとどんどん大きくめくれあがって終わりになると花びらが皺皺のおばあちゃんのようになっていきます。